インプラントの診査・診断料について
当院では、診査・診断料として税込33,000円を頂戴しております。あらかじめご了承ください。
抜けた歯や欠損した歯を
補えるインプラント治療
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インプラントとは
インプラントとは、チタンを主成分とするインプラント体を人工歯根として顎の骨に埋め込み、被せ物を取り付けて歯並びやかみ合わせのバランス、見た目の美しさを取り戻す治療法です。
埋め込んだインプラント体は顎の骨と結合するため、ご自身の歯のような感覚でしっかりと噛め、噛む力が衰える心配も少ないといわれております。
日々のセルフケアと歯科医院での定期的なメインテナンスを続ければ、より長期間にわたって安心してご利用いただける期待が高まります。 -
インプラントのメリット・デメリット
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Meritメリット
- 自分の歯(天然歯)に近い感覚で噛めて食事が楽しめる
- 見た目が白く自然な美しさを持つ歯を手に入れられる
- 他の歯を削る必要がほとんどなく負担をかけにくい
- 取り外しが不要でお手入れも簡単
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Demeritデメリット
- 外科手術が必要であり、患者様の体に負荷がかかる可能性がある
- 自費診療になり保険診療に比べると、治療費が高額になりやすい
- 良好な状態を保つには、インプラント治療が完了した後も定期的なメインテナンスが必要
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当院のインプラント治療
抜けた歯や欠損した歯を補えるインプラント治療は、付けた時の見た目の美しさ、自分の歯のように使える機能性、長期的な利用が見込める持続性など高い評価を受けています。一方で、これらのメリットをお受けいただくまでには、安全なオペ(外科手術)を通過する必要があり、患者さまとしては慎重で冷静な選択をしなければなりません。どの歯科医院を選ぶべきなのか、患者さまにはなじみのない内専門的な内容だからこそ、当院の選ばれる6つの理由をご参照いただければと思います。
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01できるだけ痛みの少ないインプラント治療
顎骨にインプラントを埋め込むという外科手術には大きな抵抗感をお持ちになることもあると思います。痛みへの恐怖心や安全面など、なかなかオペに対して前向きになれないかもしれません。そのような方は「静脈内鎮静法」という麻酔方法をご選択いただけます(ご希望患者さまにのみ対応しています)。点滴のように静脈から麻酔薬を入れるという麻酔法で、すぐに眠気が訪れるのが一般的です。目が覚めた時にはオペが終わっていたということも少なくありませんので、オペに対する恐怖心などを取り除くことができます。
専門医による麻酔となりますのでご安心ください
静脈内鎮静法は、感覚や意識を失わせる非常にデリケートな麻酔処置です。専門の麻酔医のもと、厳重に安全が確保された環境で麻酔を施し、常にバイタルが把握できるモニターで患者さまの状態確認が行われます。麻酔からの回復には時間を要しませんが、当日ご自分で運転をして帰るといった選択はお避けいただき、タクシーやお迎えなどの方法を予めご検討ください。
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02歯科用CTを用いた精密な診査
歯科用CTとは、対象物を輪切り状にして連続的に撮影するような機器で、二次元的なレントゲン撮影とは異なり、お口環境の立体的な把握が可能になるものです。インプラント治療においては、オペを安全確実に実施するために、お口環境の細かな情報を綿密に把握しておく必要があります。歯科用CTによって、顎骨の厚み、神経の位置、血管の位置などを様々な角度から精確に把握することが可能になります。どの位置・どの角度・どの深さまでインプラントを埋め込むべきなのかが正しく捉えられ、安全なオペが実現できます。
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03安心安全の環境作り
当院では安心安全の医療環境を整えることに力を注いでいます。中でも、インプラント治療においては次のような点にこだわって治療の安全性を確保できるように努めています。
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院内感染防止体制の強化
オートクレープといった高温高圧の滅菌器や口腔外バキュームなど、院内感染防止体制を整え、患者さまが快適に治療をお受けいただけるようにしています。
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埋め込み用ガイドで安全なオペ
インプラントのオペの際、予め穴の開いているマウスピース型のオペ用ガイドを患者さまのお口に装着し、インプラントの埋め込む位置や角度に対してヒューマンエラーが生じないようにしています。
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綿密な事前シミュレーション
CTで取得したデータに基づいて、骨量、血管の位置、神経の位置を正しく捉え、オペ前に綿密なシミュレーションを実施します。「埋め込み用ガイド」もこのシミュレーションデータを元に作製されます。
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歯の骨が薄いと言われ
インプラントを断られた方へ
インプラント治療のための事前診察の中で、顎骨の骨量が不十分な場合、インプラント治療が実施できないということが起こり得ます。他院で骨量の不足から治療を断られた場合も、当院には骨量を増やすという処置を講じる選択肢もございますので、インプラント治療を実施できる可能性があります。骨量が少なくて諦めておられる方はぜひご相談ください。
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ソケットリフト
ソケットリフトとは、ソケット(穴)をあけて薄く歯槽骨を残した状態で人工骨を埋め込み、これを持ち上げていくことで骨の厚みを確保するという方法です。上顎の歯槽骨が5mm以上確保できている場合に使える方法です。
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サイナスリフト
サイナスリフトとは、上顎洞の粘膜と歯槽骨の間に骨移植を行なう方法です。歯槽骨が5mm以下と非常に薄い場合に実施されます。ソケットリフトよりも手術負担は大きくなりますが、より多くの骨を増やすことができます。
情報共有と
セカンドオピニオン
リスク・デメリット・代替案も含めた情報開示
メリットばかりが先行して伝えられるインプラント治療ですが、顎骨に穴を開けるという外科手術ですので、神経や血管を損傷する等のリスクも伴います。またインプラント治療(オペ)に成功しても、ホームケアも含めて術後メンテナンスが不十分な場合、容易にインプラント歯周炎を引き起こしてしまいます。この場合、インプラント自体が脱落してしまうということも起こってきます。当院は、メリットだけでなくインプラント治療のリスクやデメリット、また代替案なども含めて情報提供し、公平な視点で患者さまがインプラント治療をご選択できるように努めています。
インプラントのセカンドオピニオンにも対応
インプラント治療では医師の間で意見が分かれることも少なくありません。このため、いくつかの医師の間でセカンドオピニオンを集め、トータルで信頼できる歯科医院にお願いするという方法があります。
当院を他院のセカンドオピニオンとして利用していただくことも、当院の見解に対するセカンドオピニオンを他院にお求めいただくことも可能です。お気軽にご相談ください。
術後のアフターケアも
ご相談ください
インプラントはオペの成功で全てが完結するわけではありません。メンテナンスを怠ると、歯周病にも似た症状「インプラント周囲炎」に陥ってしまいます。
インプラント周囲炎は、天然の歯と比較し、その進行度合いが速いという特徴があります。また、自覚されることもないため、症状が瞬間的に進行してしまうこともあります。このような点に配慮させていただき、当院ではアフターケア(歯のクリーニングやインプラント体周辺の掃除など)を充実させ、患者さまがいつまでも快適にインプラントをお使いいただけるように努めています。
インプラント治療以外の
欠損治療
インプラントは歯が抜けた、歯を失った際の治療として優れたものですが、基本的に自由診療のため治療費が高額になるケースがあります。
入れ歯(義歯)の場合は保険適用範囲もあり、自由診療でも様々な特徴を持つ素材を使用することができます。インプラント以外の治療法をお考えの際にご一考ください。